笛を鳴らせば。〜Handball Laboratory〜

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日本vsアイスランド -環境と経験-

 

こんにちは。

寝不足で仕事が捗りません。syuです。

みなさんちゃんと寝ましょうね。

 

 

全然関係ない話ですが、土曜日に指導者の講習会のお仕事で、名古屋に行きます。

おいしい食べ物屋さんとか、名物とかあったらDMとかコメントで教えてください。

 

ちなみにこんな講習会↓↓

興味のある方は連絡していただければ、詳細はお伝えします。

www.japan-sports.or.jp

 

 

 

さて、昨日はアイスランド戦でしたね。

去年の欧州遠征以来の闘い。そのときは25-42の完敗でした。

youtu.be

 

 

あのときから、日本はどう変わったのか。

 

・日本vsアイスランド マッチレビュー

・環境と経験の話

 

 

 

日本vsアイスランド マッチレビュー

 

JAPAN 21(12)-(13)25 ICELAND

スタッツ↓↓

competition.ihf.info

 

ダグル監督の母国、アイスランドとのグループステージ第4戦。

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日本はスペイン戦からDFシステムを変更。

#18成田をトップに置いた5-1DF。球離れの良い相手BPへの対策なのか。GKは#26久保でスタート。

 

序盤はDFの距離感が悪く、相手BPの1:1から起点を作られ失点が続く。

退場も響き、始めの10分は3-6。悪い雰囲気が漂った。

 

しかし、ダグル監督はすぐさま修正。

DFの密集と1枚目の運動量で優位に立ち、相手のミスを誘う。

シュートが枠にいかず、#4 Palmarsson、#14 Magnussonは苛立ちをみせる。

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https://competition.ihf.info/competitions/men039s-world-championships/308/2019-ihf-men039s-world-championship/147/gallery/627?type=photo

 

 

DFの良いリズムは、OFにも影響した。

#33東江のゲームメイクが冴え、じわじわと点差を詰めていく。

そして26分には#44門山のゴールで同点。今大会、長くベンチからチームを支えたベテランが、仕事を果たす。

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menshandball2019(instagram)

 

続けて28分には#31吉野の芸術的なループシュートで逆転に成功。

その後は相手に2点を奪われ、12-13でハーフタイムに入った。

 

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会場では多くの日本人が声援を送る

 

1点を追い迎えた後半だったが、40分。危険なファウルをしたとの判定で、#24信太にレッドカードが提示されてしまう。

 

ここぞとばかりに、相手はこの日POMの#17 Gunnarssonらの得点で引き離しにかかる。

しかし懸命に声援を送り、コート外で闘う日本サポーターに代表戦士が応える。

 

#7宮崎がスピードを生かしたFBでチームを鼓舞すると、#20渡部がクイックシュートを沈め、再び1点差に詰め寄る。

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https://competition.ihf.info/competitions/men039s-world-championships/308/2019-ihf-men039s-world-championship/147/gallery/627?type=photo

 

このまま勢いで押し切れるかと思ったが、北欧の古豪は甘くなかった。

 

勝負どころの決定機を#1 Gustavssonにセーブされ、最後まで対応できなかった#10 Sigurmannssonに連続得点を奪われる。

 

#19徳田が意地の1点をねじ込むも、時すでに遅し。

21-25で日本は敗れた。

 

 

【Player Of the Match】

・ GUNNARSSON Arnor Thor(31)

・Bergischer HC(ドイツ)

・181cm 85kg

 

精度の高いシュートが光りこの日5得点。

日本GKは最後まで対応できなかった。

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https://competition.ihf.info/competitions/men039s-world-championships/308/2019-ihf-men039s-world-championship/147/gallery/627?type=photo

 

 

環境と経験

 

前の試合からの期待値が高いまま観ていた方が多かったと思うが、内容的には非常に拮抗した良い試合でした。

 

日本のGK(甲斐選手、久保選手)は完璧な出来ではなかったものの、25点以下のロースコアで試合を運べたのは大きい。

日本は今大会中に、DF面で大きな進歩をみせています。

 

特に、1枚目の運動量には目を見張るものがありますね。

BPへの牽制とクロスアタック、ウイングにパスを出されるときの速さ・読みが冴え、よりDFを中央に密集させることができているのではないでしょうか。

 

 

試合ごとに世界を感じ、成長していることが目に見えてとてもわくわくします。

 

 

でも、また勝てなかった。

 

やはり、良い試合をするだけではいけない。

結果を求めるステップまで、日本は来ている。

 

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https://competition.ihf.info/competitions/men039s-world-championships/308/2019-ihf-men039s-world-championship/147/gallery/627?type=photo

 

では、何が足りないのでしょう。

 

僕は、環境と経験だと思う。

 

 

日本代表は、多くの選手が国内でプレーしています。

 

最近では代表の欧州遠征が増え、海外の選手と試合ができる機会が増えていますが、日常的に世界を肌で感じることはできません。

 

さきほど「試合ごとに世界を感じ、成長していることが目に見えてとてもわくわくする」と書きましたが、それでは遅いのです。

海外に身を置く土井選手や徳田選手は、初戦からパフォーマンスは安定しています。

 

日頃から世界レベルを感じられる環境に身を置くことが、必要なのではないでしょうか。

そこでしか、知ることのできないこともたくさんあると思います。

スポーツだけではなく、どの分野でも。

 

 

日本にヴォルフはいないし、パルマーソンもいません。

ストイロフのようなピヴォットもいないし、シグルマンソンのような2m近いウイングプレーヤーもいません。

 

勝負どころのシュートが決まらない、止められないというのは、「世界」という環境と経験の不足が大きいのかもしれません。

 

今大会の日本代表選手をみると、十分なポテンシャルは秘めていると感じます。

おりひめJAPANの池原綾香選手のように、チャンピオンズリーグで日本人が活躍する姿を、観てみたいですね。

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環境を変えるということが、今の日本の子どもたちにとってはかなり困難なのが残念ですがね。。

 

 

 

残念ながら日本はグループステージ敗退が決まり、残すはバーレーン戦のみとなりました。

アジアの君主は日本なんだということを、見せつけてほしいですね!

 

日本vsバーレーン

23:30~ スローオフ(日本時間)

competition.ihf.info

 

 

バモ!彗星JAPAN!

 

愛知のおいしいお店、教えてね笑

 

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では。

 

syu