大阪で観客2000人集めたハンドボールチームがあるらしい
【トピック】
・大阪ラヴィッツってどんなチーム?
・2000人を平均にするには
こんにちは。
坂です。
先週の3連休、各地で日本リーグが開催されましたね。
男子は世界選手権を挟んだため約2か月ぶりの開催、女子はプレーオフ争いが加熱しており、注目度もそれなりに高かったのではないでしょうか。
僕も茨城県坂東市で行われたオムロン vs HC名古屋を観に行こうと思ったのですが、予想外の雪のため断念、、
朝起きたらゴリゴリに積もってるんですもん、、(@千葉市)
ちなみにHC名古屋では順天堂の先輩、瀧澤瞳子選手が活躍しています。
お会いしたことはないのですが、同じ大学出身ということでひっそりと応援しています。
そんなわけでその日はJHLTVで試合を観たり、noteを書いていたりしていました。
ふとTwitterを見ると、こんなツイートが目に留まりました。
2000人越え!! pic.twitter.com/rQBfZScc5V
— てつや (@leovits8) February 11, 2019
ん…?
僕の雑感なんですが、JHLの観客数はだいたい300人~800人くらい。
たまに1000人を超えたりするくらいだと思っていました。
2000人…?
調べてみると、会場は大阪府の金岡公園体育館。
その大阪をホームタウンとしているチームが、
〇大阪ラヴィッツ
その日同じ会場では男子の大崎電気 vs 湧永製薬が行われていました。
もちろんその2チームや対戦したアランマーレの影響もあると思いますが、ホームチームのラヴィッツの功績が大きいと思います。
ということで、今回は大阪ラヴィッツのチーム紹介と、2000人を最大瞬間風速ではなく平均にするためにはどうしたらいいかを考えてみました。
大阪ラヴィッツってどんなチーム?
早速Twitterで「大阪ラヴィッツ」と検索すると、
ヘッダーのかっこよさと、マスコットの「ラヴィーちゃん」の可愛さ、ユニークな固定ツイートが目に留まる。
やっぱりカッコいい、カワイイなど特徴のあるものには惹かれますね。
ラヴィーちゃんは淋しさに弱いみたいだから、みなさんフォローしてあげましょう。
➤ここ大事。
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続いてTwitterからHPにジャンプ。
とっても見やすい…。
ラヴィーちゃんに合わせた、可愛くてポップなデザインがいいですね。
HPひとつとっても、観る人のことを考えているかがよくわかります。
ディテールにこだわれないと成果が出せないのは、どの業界も同じですよね。
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ブログやアイテムも気になるところですが、まずは「チームについて」をタップ。
相田みつをさん風のフォントが味を出していますね…。
ジュニアチームがあるっていいですよね。
子どもたちはトップチームの選手を肌で感じることができて、ソーシャルワークにもなって、地域密着にもつながる。
いずれはサッカーのようにジュニアユース➤ユース➤トップという育成組織が整備されて、クラブ生え抜きの選手が生まれて~、と勝手に妄想が膨らんでいます。
そのためには学校部活動という壁をどうにかしなければなりませんが…。
チーム名に地名が入っていることも、あまり注目されませんが大事なことですよね。
どこにあるチームか一目で分かるし、なによりファンの帰属意識が高まりますよね。
他競技のプロリーグでは、チーム名に地域名を入れることを義務付けたりもしています。
ラヴィーちゃんの誕生日、もうすぐなんですね。
ニンジンでも送ろうかな…。
「エンタメ化」、「地域密着」、「波及」。
実業団チームでは手が付けにくい、クラブチームの良さ・目指すべきものが滲み出ていると感じました。
ちなみに2/11のアランマーレ戦含め、ラヴィッツがテレビ大阪で放送されるみたいなので、大阪府民は要チェックですね。
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選手やグッズなども紹介しようと思いましたが、キリがなくなりそうなので皆さんHPに飛んで見てみてください。
めんどくさくなったからじゃないですよ?
最後にひとつ、「支援」について。
ラヴィッツには多くのスポンサー、パートナーが協賛していますね。
どのクラブチームもそうですが、資金的な援助や様々なサポートをしてくれる外部の企業・団体、そしてファンがいるからチームが成り立っています。
特にハンドボールのような市場が小さいスポーツは運営が厳しく、より多くの支援者を集めなければなりません。
華やかなプレーの陰には、必死の運営努力があると思うんです。
スポーツがマネーゲームになるのは好ましくありませんが、資金がないと運営できないことも事実です。
逆に資金があれば選手の給与やファンへのサービスなどの質を上げることができます。
ファンだって、いわば支援者です。
ファンが応援するチームにできる最高の支援は、「試合を観に行くこと」です。
チケット代はチームの収入に。
多くのファンが集まれば選手のモチベーションは上がる。
スポンサー企業にとっては、人が多いほど広告効果上昇の可能性は高まる。
興味のあるチームの試合が近くであるならば、JHLTVで視聴しているだけでなく生で観に行きましょう。
もう既に会場に足を運び、太鼓を叩いて声援を送っているコアサポーターの方々は、新しく来る人たちが熱くなれる雰囲気を作りましょう。
それがチームへの最高の「支援」だと思います。
もちろん、その環境を作るのに一番努力する必要があるのはチームです。
ラヴィッツのようなチームがたくさん増えるといいですね。
2000人を平均にするには
今回大阪で2000人集めるにあたって、どのようなプランニングをしていたのかは分かりませんが、これを偶然にしないためにも観客の構成や種別などの検証をしっかり行って、次回のホーム戦ではこれ以上の盛り上がりを期待したいですね。
さて、観客が多い方が選手もファンもスポンサーも嬉しいですよね。
今回ラヴィッツがプレーオフでもないリーグの一戦で2000人集めれることを証明してくれました。
これを最大値ではなくて、平均値にすればどうしたらいいのでしょうね。
ちょっと考えてみました。
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ホーム&アウェイ
日本リーグは基本的にH&Aで開催されていますが、途中で地方巡業試合が入ります。
この地方巡業、今のまま行ってもさして効果がない気がするんですよね。
というのも、地方開催しても観に来てくれた観客の方々が、次に試合をそこで観れるのは1年後か2年後か、、
ホームタウンではないので集客が難しくなるし、チームの収入機会を奪ってしまっている感じがします。
北陸電力の銘苅選手のように試合後にスクールを開くなどの活動もほぼなく、普及にもなっていなければ地域交流、活性化にもなっていないというのが正直な感想です。
だったら地域開催分だけホームゲームの数を増やして、集客の機会を増やしてあげたほうがいいのではと思います。
そのほうが、地域にも根付きやすいですしね。
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思い出になる試合に
試合を観に来るお客さんが何にお金を払ってくれるかというと、「ハンドボール」ではないんです。
チケットを買おうと思ってから家に帰るまでの「時間」とか「体験」にお金を払っていると思うんですね。
映画はよく観に行くのにハンドの試合には行かないのは、そこが理由だと思います。
チケットの値段はほぼ同じなのに。
だからチームやリーグは、試合前にワクワクさせるような広報やSNSの発信をしなくてはいけないし、試合後や次の日に子ども達が学校で「あの試合最高だったよな!」と話題にするような試合を創らないといけないのです。
それは試合の勝ち負けではなく、例えばハーフタイムの使い方であったり、試合前後のファンサービスであったり、はたまた駅から会場までの街の雰囲気作りだったり。
それこそラヴィッツが掲げている「スポーツエンターテイメント化」ですね。
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自前のアリーナを持つ
ちょっと話が壮大ですが、規模は小さくても自前のアリーナを持てるようになればかなり集客にプラスになります。
日本リーグのすべてのチーム(?)が公共の体育館や学校を会場に使っていると思いますが、公共施設なので思うような空間を創るにかかなり不便です。
自前であれば、魅力的な空間が創りやすいし、Jリーグのスタジアムグルメならぬ”アリーナグルメ”も出すことができます。(防災法とかにひっかかりそうですが…)
試合以外のときは他のイベントに使用してもらったり、ラウンジなどを付帯させれば地域の憩いの場にもなります。
アリーナの存在は「チームの象徴」、そして「地域密着の象徴」にもなります。
ただ今のままではアリーナ建設に投資するのはリスクが高すぎる、というかもはや火のついた爆弾状態です。
理想は、集客が上手くいって公共施設ではキャパが足りなくなって、市民からアリーナ建設の声が上がって行政が動き、スポンサーが集まるっていう感じですかね。
なんにせよ、お客さんを集めないと始まりませんね!
僕はただ、コートまで近くて傾斜のある席で試合を観たいだけなんですけどね…。
いずれにせよ、ラヴィッツが2000人集めたのは事実だし、まだまだ可能性は多いにあると思います。
方法もアイデアの数だけあるでしょう。
試合内容だけでなくて、そのあたりにコミットできるチームが増えていくことを、一ファンとして楽しみにしています。
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今日も読んでいただいてありがとうございました。
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では。