笛を鳴らせば。〜Handball Laboratory〜

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問題:世界選手権1試合の平均観客動員数は何人でしょう?

【トピック】
・GARDEN2019:試合数と観客動員数(おまけ:アリーナ建設)
・入場料収入はどのくらい?
・日本リーグでやってほしいこと

 

こんにちは。

小さい頃は雪の日でも半袖半ズボンでした、坂です。

今は極度の寒がりです。

 

 

今日も各地で日本リーグが行われましたね。

男子は世界選手権後久しぶりの開催、女子はプレーオフ出場権争いが本格化。

現地観戦した人やJHLTVで観ていた人も多かったのではないでしょうか。

結果・順位や個人ランキングはこちらから↓↓

www.jhl.handball.jp

 

 

僕は琉球コラソンvs大崎電気の試合をJHLTVで観ていました。

ちなみにコラソンのCB佐藤草太くんは大学の同期です。

スピード溢れる1:1と破壊力抜群のシュートを併せ持つ168cmの小さな巨人に、注目してみてください。

 

f:id:handball-jp2019:20190209145819j:plain

http://www.ryukyu-corazon.com/player_list_2018/31-sota-sato/

 

さて、僕はどのスポーツでも試合を観るときに、コート内よりコート外のほうが気になってしまう変な癖があります。

 

コーチの言動、スポンサーボードの配置やビジュアル、観客の様子や服装、会場の造りなど、、

 

「試合観ろよ!!」と言われそうですが、チケット購入の動機付けから実際のプレー、そして帰宅まで全てを含めて「1試合」だと思います。

「家に帰るまでが遠足」とは案外的を得ているのです。

 

そんな僕が試合を観ていてふと思いました。

 

 

「そういえば世界選手権ってどのくらいお客さんが入ったんだろう…。」

 

 

というわけで、GARDEN2019公式アプリから情報を得て、各ラウンドごとの観客動員数を調べてみました。

暇だなとか言わないでください。

 

play.google.com

 

ちなみにここで言う”観客動員数”は、1試合ごとの観客数を加算していった延べ数とします。

同じ会場で行われる3試合を、1人が1枚の通し券で観たとしてもカウントは3です。

 

 

前置きが長くなりましたが、書いてきます。

 

 

GARDEN2019:試合数と観客動員数

 

大会は1月10日~27日、18日間で96試合が行われました。

 

この過密日程については日本での大会も含め今後議論されていかなければなりませんが、今回そこは置いておいて各ラウンド毎の観客動員数をざっと書いていきます。

 

 

●グループステージ 60試合 514,767人 per:8,579人


●プレジデントカップ(24~13位決定戦) 12試合 76,907人 per:6,409人


●メインラウンド 18試合 249,092人 per:13,831人


●セミファイナル 2試合 25,000人 per:12,500人


●プレイスメントマッチ(8~3位決定戦) 3試合 25,514人 per:8,505人


●ファイナル 1試合 15,003人

 

▲Max:メインラウンド第3節 ドイツvsスペイン

19,250人 @Lanxess Arena

 

▲Min:プレジデントカップ17-20 セルビアvsバーレーン

1,013人 @Royal Arena

 

▽全96試合 906,283人 per:9,440人

 

 

 

もちろん1人が同じ会場の試合を続けて観ることもあるので、単純に90万人の人が入場した、というわけではありません。

 

ですが、1試合で区切れば平均約1万人が観戦していると考えると、そんな環境で観戦したいなぁとふつふつと感じますね。

 

日本で1万人収容できるアリーナがどれくらいあるんでしょうね。
まずは小さくてもいいから、アリーナ型の施設で試合を観たいですね。

 

ちなみに収容人数4,000人のゼビオアリーナ仙台の建設費は30億円だそう。

 

www.projectdesign.jp

 

今のハンドボール界に建設できるパワーのあるチームはない、というか多くが実業団チームなので、アリーナを作ろうという発想にいたらないのでしょうね。

 

ちなみにバスケのBリーグでは、「夢のアリーナ実現」をミッションに、チームへのライセンス交付の条件にアリーナの収容人数を加えてたりもしています。

 

www.bleague.jp

 

アリーナのライセンス化については様々な意見がありますが、プロ化しないと難しいことではありますね。

 

 

入場料収入はどのくらい?

 

では、約90万人の観客をお金に換算するとどのくらいになるのか試算してみました。

 

ただし、チケットは会場によっても価格が違うし、席によってもまちまちなので、今回は最も安価なカテゴリー4の3試合通し券35€(メルセデスベンツ・アリーナ)から、1試合の単価を12€(小数点以下四捨五入)として計算しました。

やっすい…。

 

かなりアバウトですが、趣味でやっているだけなので許してください、、

 

1€ = 124.6円(1/10時点)

124.6円 × 906,283人 =112,922,862円(小数点以下四捨五入)

 

ということで、最も少なく見積もって約1億円。

実際はこれの5~15倍くらいですかね。

 

 

日本リーグでやってほしいこと

 

お金とかスポーツビジネスに関して僕はまだ無知なので、そのへんの話は終わりにします。

 

日本リーグで1試合1万人を集める力と場所はまだありませんが、そうできる可能性はもちろんあると思っています。

 

観戦に来ている500人を1,000人に、1,000人を3,000人にしていく必要がある。

 

 

そのためには、まず今観戦に来てくれているお客さんの”情報”を集めないといけません。

 

性別等の個人種別やチケットの購入方法、観戦動機、誰と来たのか、アクセスの時間、試合の感想、あったらいいサービスなど、、


観戦者調査ってやつですね。

 

ちなみにJリーグは毎年ホームページで調査内容を公開しています。

見るとなかなか面白いですよ。

 

www.jleague.jp

 

スポーツの試合もビジネスも、大学受験も好きなあの子への近寄り方だって、まずは情報収集から。

 

もしかすると、ハンドボール観戦者にしかない指向があるかもしれません。

それが発展の鍵になるかもしれませんね。

 

 

可視化と言語化、大切にしましょう。

 

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今日も読んでいただいてありがとうございました。

 

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みなさんよい休日を。

 

では。